No.432 「農作業中に海の音が聞こえる」不思議さ!「親子で楽しくみかんの収穫」

西日本ファーマーズユニオン四国(無茶々園:愛媛県) 2020年3月3日(火)~3月5日(木)

急斜面で草刈り
選果場で見学

1日目は苗木周りの下草刈り。2日目は無茶々園の活動についての説明、ジオパークの解説、選果作業見学(手選別と機械選別)コンテナ清掃。3日目は苗木の下草刈りでした。
・1日目は受け入れ農家宅で研修2年目になるという21歳の青年が、作業の方法などを丁寧にわかり易く説明して下さいました。下草刈りは(夏は過酷でしょうが)楽しい作業でした。
・2日目は朝から雨で、見学と屋内作業へと予定変更。選果作業中の生産者に伺ったところ「今年のみかんは去年より不味い」などの声が寄せられたりもするが、反省すべきところは改めるようにしたい とおっしゃっていました。そのような声も含め 消費者からの評価には「励まされる」とのことでした。
・3日目は、1日目と同じ園地なのですが、風向きのためか 段々畑の崖下の海辺に打ち寄せる波の音がずうっと聞こえていて「本当に海がすぐ下にあるんだな」と感じられて「農作業中に海の音が聞こえる」不思議さを楽しみました。
無茶々園のみかんが美味しいのは「太陽の光と、海からの照り返し、そして段々畑の(石灰岩の)白い石垣からの反射光」があるからだ との説明が納得できました。
・今回出会った無茶々園の関係者の方々は、皆さん心熱く優しい頑張り屋さんばかりでした。21歳の研修生の方も 4月から新規就労が決まった、と明るい話題となっていました。
時期があわず、収穫を体験出来なかったことが 少々残念でした。
(東京、60代女性、30代男性) 

<生産者の声>
天候や受け入れ(民泊)の生産者の作業上、企画にある収穫が出来ず、苗木の手入れが中心の作業となってしまった。しかし、丁寧に苗木周りの草をとっていただき、受け入れ農家の助けになりよかった。園地での作業や体験などでどのような場所でどうやって作られているか、を感じてもらうことが出来た。今回、いつも宿泊場所としている民宿が改装だったこともあり、民泊で実施した。それにより普段のこちらの生活も見てもらい、生産者といろいろな話をすることで無茶々園の考えを伝えることが出来たこともよかった。民泊では、受け入れられる農家が限られるなど課題はあるが、作業だけではなく、こうして都会の消費者と話が出来るこういった企画を今後も続けていきたい。
(無茶々園 西田さん)

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