No.592 里山再生、復興の力になれたことが嬉しい 「阿武隈の里山をウルシの里へ!植栽管理」

生産者名:酒井産業株式会社・(一社)阿武隈牛の背ウルシプロジェクト
日付:① 2026年4月8日(水)~4月10日(金)
② 2026年5月13日(水)~5月15日(金)
③ 2026年6月17日(水)~6月19日(金)
④ 2026年7月15日(水)~7月17日(金)
⑤ 2026年9月16日(水)~9月18日(金)

ここまで5月企画時写真
ここまで6月企画時写真

1日目予定より早く午後1時に郡山駅集合、三春の震災関連施設コミュタン福島(福島県環境創造センター交流館)を見学。昨年春の植栽の場所を見学。
宿舎に入り、夕食時参加者交流会。
2日目は9時から午後5時まで、ウルシの木の植栽をした。阿武隈牛の背ウルシプロジェクトの方々、福島の生活クラブ組合員さん、夢都里路くらぶ参加者の計9人で協力して2か所の場所に計200本植栽した。
3日目は、雨天でプロジェクトの方々が植栽されたコウゾの木の剪定作業を1時間。その後田嶋雅巳さん撮影・編集の映画『失われた春 シイタケの教え』を鑑賞。 田嶋さんから阿武隈牛の背ウルシプロジェクト立ち上げへの道を聴いた。
まず75歳年齢制限を外して頂いて、参加できたことがありがたかった。 夢都里路くらぶ参加者だけでなく現地の生活クラブ組合員さん、阿武隈牛の背ウルシプロジェクトの方々と協力してウルシの木を1日で200本も植栽したこと、初心者にも自然に植栽出来て嬉しく、とても達成感あった。重労働にもかかわらず、気持ちは快調。 阿武隈牛の背ウルシプロジェクト立ち上げへの道を聴いて、私の今回の参加も復興・再生への力の結集の小さな力になったかと嬉しかった。私も含めて継続と次の方々へ繋いで行きたいと思った。
(①参加 京都、70代女性)

1日目は、ウルシ苗木の植付け。 2日目は、コウゾの剪定作業。(小雨のため)
私は昨年からトラスト地の保全活動をしているので、里山で作業することが大変楽しかったです。まして植栽となれば、里山再生の一助になれたのでは、との喜びもありました。鶯の鳴き声を聞きながら、心洗われる時間でもありました。
2日目は小雨の中、コウゾの苗木の剪定をしました。雨天時作業ありの案内を受けていたので、実際に作業をさせていただけてありがたいと思いました。なかなかそんな経験は出来ませんので。 その後、ウルシプロジェクトの田嶋様より、ご自分の撮った映画を観ながら、この活動の成り立ちを教えていただき、切なく胸が詰まる想いがしました。 それと、現地の青木様が紅葉の苗木を黙々と植える姿がかっこ良く見えました。
関係された酒井さん、プロジェクトのお2人、現地メンバー、そして美味しい昼食を差し入れて下さった福島のクラブ員さん、皆様が無くてはならない存在に思えます。大変お世話になりました。ありがとうございました。 実際にウルシが取れるまでの15年、また訪ねてみたい場所になりました。
酒井さんの負担が大きいように感じました。不慣れなクラブ員を受け入れてくださり感謝です。
(①参加 埼玉、60代女性)

ウルシの若木が元気に育つようにウルシの回りの雑草取りを刈り取りました。
原木シイタケ作りをしていた方もウルシの手伝いに来てくれ草刈りを一緒にしました。作業後原木シイタケ農家さんの話を聞くことができました。
たくさんの耕作放棄地にウルシを植えて、その世話をし、さらに楮や黒文字も植えて世話をしていることに毎回驚かされます。
(②参加 千葉、70代男性)

うるしの木の下草取りをしました。圃場が比較的遠距離に点在しているので、一日に車で2,3か所移動しました。
作業は農機が入れない漆の木の周辺に茂った雑草を、手鎌を使って刈取りました。
うるしの木の下草刈り作業だけでなく、東日本大震災で甚大な被害を受けた地元原木しいたけ農家の方のお話を伺ったり、本プロジェクトの主催者の方々の福島への熱い思いにも触れました。

漆の木を見るのも、手鎌を使うことも初めてでしたが、今後も大切な木の成長を見守っていきたいです。生活クラブ福島の皆さんにも大変お世話になりました。今回の企画に参加して関係者の方々と交流できたことが印象深かったです。
(②参加 東京、60代女性)

東京電力福島第一原発事故で大きな被害を受けた阿武隈の里山や農地の再生のため、植栽された漆の苗木の周りの下草を手鎌で刈る作業をしました。  昨年5月に初めて参加したときは背丈の高い雑草に埋もれ、探し出すのも苦労するほど小さかった苗木が1年たつと、はびこる雑草を見下ろすような高さまで成長していて、胸に迫るものがありました。
 
木が10メートルを超えるまで成長し、ウルシがかけるようになるまで13~15年かかると言われています。「阿武隈牛の背ウルシぷろじぇくと」は毎年2000本の苗木を植えることを目標にしていますが、植栽地の確保でも苦労されていることを今回初めて知りました。  
「ウルシぷろじぇくと」は、日当たりと水はけの良い土地が好きな漆に合った耕作放棄地を見つけると、登記簿で地権者を捜し、漆を植えることの意味を記した手紙を書いて会いに行きます。
過疎化が進む阿武隈には誰も住んでおらず、相続した子や孫が首都圏にいるということもあります。口頭で了解しても正式に合意書を交わす段階になって「(先祖伝来の土地に)木はだめだ~」と拒む人もいるそうです。  
 
現実的な問題としては、貸借料代わりに固定資産税分を支払うのがやっとの「ウルシぷろじぇくと」に対し、やはり日当たりの良い土地を探している太陽光の発電業者は1反(10アール)3万円。競合すると、「勝負にならない」そうです。  
JA全農も今年、田村市の旧都路村で乳牛、肉牛合わせて2600頭のメガファーム(大規模農場)をスタートし、デントコーン(飼料用トウモロコシ)の圃場確保を進めています。資本力がケタ違いの強力なライバルです。  
 
プロジェクトが始まって4年目。イノシシの被害に遭ったり、遅霜の被害に遭ったり。1本1000円、2000本では200万円もする苗木の経費を少しでも抑えるため、蝋で覆われた実を脱蝋処理した実生に挑んだら、発芽率がわずか0.75%だったり。ハンバートハンバートの「笑ったり転んだり」のように「毎日難儀なことばかり」で、試行錯誤を続ける「ウルシぷろじぇくと」を応援したいと思いました。
(②参加 埼玉、60代男性)

漆がよく成長するように、周りの雑草を、鎌手を使い除草しました。
美しい、田園地帯、自然、鳥、虫、風、霧 田村町の人々、漆植栽している方の厚い想いとそのパワー、感動いたしました。
(②参加 埼玉、70代女性)

ウルシの苗木のまわりの草刈り(手鎌で)。
プロジェクトの方たちが乗用草刈り機や刈払い機を使うのですが、苗木を傷つけないよう、苗木のまわりは手刈りします。
 
原発事故などの影響での耕作放棄地・地域をなんとかしたい、そこにウルシ産業も残していかないといけない、ということもからめたプロジェクトですが、ウルシを採取することが出来るのが、植え付けから15年後とうい壮大な計画と、その地道な活動に感銘を受けました。
 
 お昼ご飯を地元の生協会員の方が提供してくれて美味しかったです。 コミュタン福島の見学で放射線や環境について原発事故発生から現在まで、そして未来を見据えた活動を学べたのも良かったです。
今回活動した日はほぼ曇りで大丈夫でしたが、真夏の晴れた日は暑さ対策、水分補給が大事だと思います。
(③参加 栃木、60代男性)

福島第1原発事故で、原木シイタケの生産やホダ木の出荷ができなくなった阿武隈の未来のために、植栽されたウルシの苗木周りの下草を手鎌で刈る作業です。
 5月に続いての参加でしたが、この1カ月で雑草はよくもまあ伸び、特にススキなどイネ科の植物は成長点が根元にあるため、刈っても刈ってもすぐ伸びるそうで大繁茂していました。
 
草刈りの主役は草刈正雄をもじった「まさお」という乗用草刈り機ですが、「まさお」が間違って苗木まで刈ったり、踏みつぶしたりしないよう、苗木の周囲30~40センチを刈り取るのはマンパワーです。
今回、夢都里路の参加者だけでなく、地元福島の生活クラブ組合員、生活クラブのカタログやチラシの制作をしている創土社の社員ら総勢15人が、4カ所の植栽地で雑草と格闘しました。ピンクのリボンが付けられた苗木が姿を見せ、きれいに立ち並ぶのを見ると、達成感がありました。
 
「阿武隈牛の背ウルシぷろじぇくと」の内野祐さん、田嶋雅己さんは70代です。その2人が福島第1原発事故で豊かな自然が奪われ、耕作放棄地が増えた阿武隈の里山、里地の再生を目指し、樹液が採れるようになるまで15年かかるウルシの苗木を植えています。
「大きくなった」と成長する姿に目を細め、今回、「初めて花が咲いた」とうれしそうに話していました。「50年先、阿武隈山系を必ず漆の里にする」という思いの深さ、志の高さに、胸を揺さぶられます。
(③参加 埼玉、60代男性)

ウルシの木のすぐ下の草をカマで刈りました。株間の広い所は「フルーティーまさお」という乗用草刈り機と刈り払い機で刈ります。
 
お天気に恵まれさほど暑くならず、体力的には楽にできました。
夢都里路くらぶ4人の他、創土社から4人、生活クラブ福島から2人の大勢で作業がはかどりました。福島の方が昼ご飯を作ってきてくれて美味しかったです。
 ウルシの木の成長を見せてもらい、嶋田さん、内野さんのお話しを聞き、「ウルシぷろじぇくと」の概要がわかりました。
 
ウルシの樹液が採れるまでの十数年、無収入で続けるため、クロモジや楮も植えるけれど、やっぱりすぐには収穫がありません。会費を払ってくれる人を増やすにはどうしたらいいか。嶋田さんは、補助金は受けないと言っていたけれど、森林jクレジット認定を受けられたら収入になるかもしれない。運営にはやはり事務方が必要か… 他の企画に行ったときは「楽しかった」で終わるのですが、帰ってからもあれこれと考えています。
とても大変だけど大事なことをしようとしている人たちを、何とか手伝いたいと思いました。
(③参加 大阪、60代女性)

<受け入れ生産者の声>
ケガや体調不良もなく終えられて一安心でした。他の援農という形とはまた違った企画という事で、参加者の皆さまの経験を伺う事も出来新鮮でした。参加者の意欲も高く、口コミで今回の経験を沢山広めたいと仰って頂き、1回の参加で終わるのではないと手ごたえを感じました。

今回、山背によってかなり気温が低くなり、炎天下の作業とはならず結果的に参加した組合員からは、作業強度は今回は強くなかったとコメントを頂きました。また、1か所で作業するわけではなく、点在した漆の畑を車で移動しながら草刈りをするので、結果的に車中で休憩しながらの形になりました。熱中症対策を考えると、結果的には良かったと思いますが、参加者によっては物足りなかったかもしれないです。

リピート参加者も多く、大変うれしい限りです。年を追うごとに少しずつ植樹場所も増え、リピートの方も「昨年植えた所だ」「ここを草刈りした」「シジュウカラの巣箱を設置した」と、参加ごとに変化する様子も楽しめたかと思います。ウルシの収穫(漆掻き)までまだ10年以上かかるので、何度参加しても楽しめ、また意義を感じられる企画にしていきたいと思います。
(酒井産業(株)  小黒恵治さん 5月企画へのご感想)

<受け入れ生産者の声>
今回初参加させて頂きました。心配していました天候も、初日は曇り空で暑くもなく寒くもなく、2日目も一瞬ポツリポツリがありましたが作業に影響はなく、また、怪我人や体調不良の方もなく、無事に作業が終了出来て一安心でした。組合員からも天候に関して心配していたがホッとしたとの声もあり非常に良かったと感じました。

初参加された組合員の中には慣れない作業ということもあり、2日目は体が初日より重く感じると話されていた方もいましたが、積極的に作業をされていて意欲の高さに感動致しました。
今回5面の大自然の中の草刈は格別の思いでした。参加人数が多かった為、作業は短時間で終了したので、リピート参加者からしたら物足りなかった感があったのではないかと思いました。

昨今騒がれている「熊出没」に関する不安の組合員も多数おられましたので、熊対策の注意事項を参加案内に記載した方がよかったのではないかと感じました。
また参加したいとの意欲の声も聞こえておりましたので、非常に意義のあるプロジェクトだと感じました。これまで参加して頂いた組合員には漆の収穫を体験できるまで参加をお願いしたい次第です。
(酒井産業(株)  橋本武尚さん 6月企画へのご感想)

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