No.589 手探りのプロジェクト 遠方から作業に来るプロジェクトメンバーへのサポート体制に期待 「福島県 阿武隈の里山をウルシの里へ!育苗・植樹作業」
生産者名:酒井産業(株)
日付: 2026年3月18日(水)~3月20日(金)
今回は作業をしたのは1日で、午前午後で2種類の作業をした。
①植樹前のポット苗(マタタビ,クロモジ、ミツマタ)にピンク色のリボン付け。草刈時に注意する目印とするために始めたが、休耕地にピンクのリボンをつけた苗木が見られるようになってきて、近隣の方達の目にも留まるようになってきたとのこと。
今回は数年で換金作物となりうることを期待してのクロモジなどの苗木の準備をした。
②植え付け前の畑に牛糞堆肥を散布した。トラックで搬入済みの堆肥の山をスコップで崩し、一輪車や てみ(手箕)で手分けして少しずつまいていった。牛糞100%と聞いているが、手触りは柔らかいフカフカの土のようで、多少匂いはあったが、さほど不快なものでなかったように思う。強風の中あっという間に全身堆肥粉を浴びたので嗅覚が麻痺していたのかもしれないが…。
門沢の拠点畑で植樹を待つうるしの苗木や、山ぎわに昨年植えたクロモジ、ミツマタを見せてもらえた。 いろんなことを手探りで進めていることもあり、クロモジが思ったほど成長していないらしいことを知った。
午後の作業が比較的早く終わったことで、共同代表の内野さんから土地所有者の方との交渉のことなどお話を聞けたのがとてもよかった。初日の交流会も内野さんや田嶋さんは作業に追われていてなかなかじっくりお話を伺う機会が限られてしまう。
作業とは違うが、今回最終日の作業がなくなり、コミュタンふくしまという県の施設を見学に行った。原発事故からこれまでを改めて振り返り、放射線のことも学び、これからに向けて考えよう、という施設と私は理解した。展示物以上に施設の職員の方たちが被災経験者で、合間合間にお話を聞くことができよかった。
うるしプロジェクトの15年後は、原発事故で放出されたセシウム137の半減期30年にようやく到達する頃。その頃には椎茸も露地栽培できるようになっているであろうことも視野に入れてじっくりプロジェクトを育てて行けたらいいなと思います。
最終日は参加者で話し合い、コミュタン福島の見学が実現した。 今回自家用車で来た参加者から三春町の見所などを聞いたり、地元の豆腐屋さんに立ち寄るなど、すこしだが地域を知ることもできた。宿と畑を行き来していると見かける住宅の屋根の形が面白く、どうやら養蚕が盛んであったらしいことも知った。 プロジェクトが展開している田村市や周辺の歴史と文化も垣間見る機会があるといいと思った。 共同代表の皆さんがとにかく多忙なので、1日も早く現地で動いてくれる方と繋がれたらいいと思う。大学の研究室との連携やプロジェクトの存在を夢都里路だけでなく広く発信して移住者とつながるなど、そういう戦略もあるのでは?
(神奈川、60代女性)
ウルシの苗にピンクのリボン付けをしました。 ウルシを栽培する畑に牛糞肥料を散布しました。
限られた人数ですが、ウルシの苗を大事に大事に育てていることが分かりました。
(千葉、70代男性)
漆は成木になるのに約15年かかるため、その間のつなぎになるマタタビ、ミツマタ、クロモジの苗にテープを取りつける屋内作業と今春に漆の植え付けを行う圃場に牛糞堆肥をまく作業。
人数が予定より多かったためか予定より早く作業ができた。 漆プロジェクトの苦労話を聞けたことが良かった。
漆プロジェクトの二人はそれぞれ遠隔地から不定期で郡山に来て作業されているので、効率的にサポートできる体制づくりが必要と思った。
(兵庫、70代男性)
