No.558 国産原料にこだわった、甘茶復活への思いに感動 「伝統薬草『甘茶』復活プロジェクト~苗の植え付け作業~」

生産者名: (株)黒姫和漢薬研究所
日付: 2025年6月12日(木)~6月13日(金)

甘茶の苗の植え付け作業。
昨年刈り入れした枝を圃場に植えて苗を作ってくれています。
その苗をポットに入れ(株わけ)、新しい圃場に植え付けます。1日目は長野県内の野草研究会のみなさんも一緒に作業を行いましたので、作業は順調に進みました。新聞社、テレビの取材もあり、甘茶の復活に期待を寄せられていました。

2日目も同じ作業です。午後からは甘茶の圃場の草取り作業を行いました。日差しがあり、汗をかいての作業になりました。

その後、生活交流会、工場見学、オリジナルのブレンド茶を作り、お茶について、学ぶことができました。盛りだくさんの企画でした。ありがとうございました。
国産原料にこだわった企画で良かったです。再生産することの難しさがわかりました。これからも持続可能な生活を期待します。
(神奈川、60代女性)

甘茶の株を手スコップで掘り起しポットに入れていきマルチをひいた圃場に持って行き、開けてある穴の中に埋め込んでいく作業でした。
黒姫和漢薬さんをはじめ地域の皆さんの甘茶の復活への熱い思いがひしひしと伝わってきて感動しました。
(東京、70代女性)

(株)黒姫和漢薬研究所敷地内にある甘茶の苗を掘り起こし、別の圃場に植え付ける作業。
2年目の甘茶圃場の下草取り。
甘茶の由来や伝統的な意義を知ったこと、作業を通じて甘茶の復活プロジェクトに関われたことが良かった。
甘茶以外の薬草茶についても知ることができた。
(東京、60代女性)

昨夏、挿し木され、根を伸ばした苗を掘り起こしてポットに移し、マルチシートが張られた圃場に植え付ける作業です。初日に600ポット、2日目に220ポットを植え付けました。マルチシートに等間隔で穴を開けたり、移植後、水をやったり、前年に植えられた圃場の草取りなども行いました。

 移植した翌日、圃場を見て回ると、早くも花を咲かせている苗がある一方、新芽すら定かでない苗がありました。草取りの現場でも大きく育った苗がある一方で、背の高い雑草に囲まれながら懸命に根を張っている小さな苗がありました。人間の子どもたちと一緒で、同じ年に生まれても成育の度合いはさまざまで、いとおしさを感じました。

 甘茶は花祭り用に寺の庭などに植えられていることは知っていましたが、今回初めてヤマアジサイの変種でアジサイ科であること、歯周病菌への抗菌作用などさまざまな薬効があること、信濃町ではかつてあぜなどにも植えられ、年5〜6トンの収穫があったが、高齢化や人手不足で生産量が激減していることなど知りました。大変勉強になりました。
梅雨入り翌々日からの作業でしたが、2日目は天候に恵まれ、妙高、黒姫、飯綱の火山群を一望できました。2日目午後の圃場からは黒姫山に隠れていた百名山の高妻山も見え、妙高戸隠連山国立公園の「一目五山」と呼ばれる山岳眺望を満喫することができました。
(埼玉、60代男性)

1日目 甘茶の苗を掘り起こし、ポットへ入れる。圃場へ移動し、植え付けをする。マルチに穴を開け、苗を入れ、水をかけ、さらに土をかぶせる。夜は宿で交流会。 2日目 会社の朝礼に参加。1日目と同じ作業。 早く終わったので、別の甘茶を植えている圃場を移動し、草取りをする。着替えて、学習会、工場見学、お茶づくりワークショップ。
天候にも恵まれ、山々に囲まれた自然豊かな黒姫高原の中での土を触る作業は心も体も癒されました。今回は時間的にも余裕があり、2日目の作業の終了後に、学習会、工場見学、お茶づくりワークショップもあり、良かったです。黒姫和漢薬研究所の夢都里路での参加は3回目ですが、いつもご家族や従業員の方たちの温かさを感じます。
(埼玉、50代女性)

伝統を守るためにも甘茶を育てていく使命感を持ち、育苗畑の苗を根を傷つけないように丁寧にポットに移し、マルチ栽培の圃場に定植していく。しゃがんで膝をついたりしながら丁寧に植え付ける地道な作業。
お天気に恵まれ爽やかな空気の中、作業自体はコツさえ掴めば淡々と作業をするだけで順調に終わりました。
黒姫山や妙高などの山々に囲まれ、参加者も何人かは顔見知りの方がいて心強かったのと、東京から上田に移住したご夫婦のお話が聞けたり、初日メディアの取材があったり、黒姫和漢薬研究所の朝礼に参加したり、いろいろ盛りだくさんで楽しく過ごせました。
(埼玉、70代女性)

畑に斜めに挿木してある甘茶を、根を痛めないよう張り上げポットに移す。それを別の畑に定植する。マルチに穴を開ける作業もやった。
残った時間は草むしりをやった。
甘茶がどんな植物なのか知らなかったので、とても勉強になりました。他の団体の方も一緒に作業して、皆んなで甘茶を守る為に努力されている話など、色々聞くことが出来ました。
(東京、30代女性)

昨年葉摘みの方に参加したが、その時残った甘茶の枝が圃場に植えられている。
このうち葉っぱが出て発根した枝を数本掘り起こしてポットに土と一緒に入れる。
少し離れたところにマルチ掛けをした圃場があって、先ほど掘り起こした甘茶の苗を定植していく作業。
甘茶栽培の一連の作業を見て、体験できてよかった。
黒姫薬草研究所が、作り手が少なくなった甘茶という伝統の薬草を守っていこうとする姿勢に感銘を受けた。
(兵庫、70代男性)

甘茶の苗の植付け、それに付属する畑の雑草刈り
今回甘茶の苗の植え付け作業を行なったのですが、丁寧に教えていただき、やっていて楽しかったです。
また参加される皆さんに大いに刺激を受けました。
(長野、60代女性)

<受け入れ生産者の声>
今回は、地域の伝統薬草の復活プロジェクトと位置付けたため、県内の薬草栽培者や多数のメディアが駆けつける中での企画になりました。作業自体は私共の予想以上に進んだことと、苗自体も予想以上に成長したためスケジュールの詳細は大幅変更となりました。

ただ、予定していた圃場は全て作業を終えられたので大変良い企画でした。
今後ともよろしくお願いいたします!
((株)黒姫和漢薬研究所 狩野 森さん)

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