No.509 残雪の北アルプス連山を眺望し、初夏の風を感じながらも緊張した作業「はちみつ採蜜手伝い7日間」

生産者名:㈱スリーエイト
日付:2024年5月~6月

熊よけ柵を作成したり、蜂箱に餌箱を入れ秋の移動に備える。菜蜜作業。
生産者に厳しい自然環境、暑い・寒い・強風のなか、菜蜜予定をたてたら花が蜜を出さなかった。
生態系を守り、食の安全性を追求するは大変と感じました。
(茨城、70代男性)

蜜蜂が畜蜜した巣箱から蜜を分離機にかけ、採取して一斗缶に詰める作業が主たる仕事。巣箱の設置や巣箱の補修などもあります。
早朝カッコーの鳴き声で起床。残雪の北アルプス連山を朝夕眺望し、田植え後の水をはった水田をわたる初夏の風を感じます。蜂に刺されないように緊張し、蜜を溢れさせないように集中して午前中で終了。たいていは昼食後、温泉へ汗を流しに行きます。
今年から掛け布団用にダウンシュラフを持参し、良く眠れました。
(茨城、70代男性)

採蜜作業の設置及び片付け。蜂巣の運搬、採蜜の分離機作業。巣箱の移動などです。
大自然の中での国産蜂蜜の採集作業。参加者の方や、養蜂家の方達との語らい。白馬、安曇野の自然を存分に体験出来たこと。
(東京、70代男性)

巣箱から取り出した蜜枠1枚1枚を確認し、蜜蓋があれば取り除いて分離機にかけ、はちみつを採取します。分離を終えると、雄蜂を切って蜜枠を巣箱に戻します。採蜜ができない雨の日は、巣箱を次の養蜂場に移動する作業をしました。いずれもミツバチがブンブン飛び回る中での作業です。
男性ばかりの合宿生活ですが、料理の得意な参加者もいて、食生活は豊かです。お酒は飲み放題。作業が終わり、温泉でさっぱりした後の昼過ぎからビールをあける人もいます。養蜂場への往復の車中などで、養蜂の奥深い話を聞くことができ、勉強になりました。
白銀が残る後立山連峰を眺めながら作業できることが一番の魅力ですが、今年は天候に恵まれず、北アルプスの山並みを満喫できたのが1日だけとなったのは残念でした。
(埼玉、60代男性)

採蜜、給餌器設置、巣箱移動
体重が少し減った。きつね・かっこうがはっきり見れた。風が心地よかった。
用心にもかかわらずミツバチに3度刺されました。次回は刺さないよう、志村さんには説得しておいてほしいです。
快晴の日がなかったので北アルプス連峰が望めませんでした。お天道様は反省し、次回は直してほしいと思います。
(神奈川、70代男性)

今年も安曇はカッコーの声が朝から大きく響いていました。
第1回目の採蜜なのに、去年は遅霜の為に不作だった反動か、1日目からけっこう巣枠が重たかったです。私は主に巣枠を分離器に運んだり、蜜にふたをしてある時は蜜が出やすいように、ふたを包丁で切り取ったりしました。また、蜜を絞った巣枠を、蜂が飛び交うケースまで運搬しました。
こんな山奥でも、農薬やダニの薬が残留していないかの検査を、目の玉が飛び出るほどの費用をかけて行っているのには、大変驚きました。
(埼玉県、80代男性)

蜂蜜を搾る為に遠心分離器に巣箱をかけ、搾った蜂蜜を缶に注ぎ込む作業が興味深かった
蜂蜜を缶に注ぎ込む際に注意が足りずにあふれさせてしまった。
(千葉県、70代男性)

採蜜作業、巣箱の移動作業
安曇野の新緑のなかで気持ちよく採蜜作業ができた
(兵庫県、70代男性)

<受け入れ生産者の声>
毎年企画を組んで頂き、組合員が蜂蜜収穫に携わることで、消費材生産へ大きく貢献していただいています。また生産者と組合員が共に過ごす時間を多く持つことを心がけ、組合員の消費材への理解を深めてもらう貴重な時間となっています。生産者にとっても、組合員と寝食を共にしての豊かな交流に、毎年励まされています。産地の事情により男性のみの受け入れとなっており、女性の参加をどう進めていくかが今後の課題となっています。
((株)スリーエイト 志村学さん)

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