No.414 水俣病を肌で感じ、学ぶ機会になった!「水俣の夏 きばらんと!」

生産者グループきばる(熊本県)     2019年9月2日(月)~9月7日(土)

夏の甘夏
園地周り

水俣の歴史を学び、人々と触れ合いたいと思い、参加しました。
仕事の内容は、摘果、枯れ枝剪定ですが、実際の作業は軽く、交流の場と水俣の歴史学びの時間を数回持って頂き、作業として貢献するというよりおもてなしの感を強く感じました。
メンバーのバランスがよく、会話を多く持てた事は幸いでした。この地で大切な事は、水俣問題に関わった歴史や、現在の状況変化について、様々な角度からお話しできた時間が、うれしくもあり、地域文化体験としてとても良かったと思います。(東京、60代女性)

甘夏みかんの摘果作業と、御所浦地区の甘夏みかんの摘果の確認に同行しました。
私たちが援農に行った日まで雨が続いていたらしいが、3日からはお天気も回復し、夕方に夕立のように雨が降ったが、晴天で暑い毎日だった。みかんの摘果は何度か経験あるが、甘夏の摘果は初めてで、みかんに比べると木が大きいので高枝ばさみを使ったりした。今年は昨年に比べると実りがあまり良くないとのことだったので、作業としては楽だったのではないかとおもう。
「きばる」の皆さんには大変お世話になり、感謝しかない。水俣病資料館など見学させていただき、水俣訴訟について知らなかったことを学ぶことができ、とても良かったと思います。(兵庫、60代女性)

高橋昇さんの畑で黒点病が全体的に発生しているもの、カイヨウ病が8か所以上発生しているものを摘果しました。
まだ緑色なので、目が慣れないうちは葉っぱの中にある実がなかなか見つけられず、また、見つけても判別が難しく思い切って切ることができませんでした。摘果しながらかすかに甘夏のさわやかな香りがして甘夏の木の木陰の中が気持ち良かったです。
芦北の緒方茂美さんの畑で病気になりやすいという夏芽をカットしました。夏芽は見た目も他の葉っぱと違いウネウネしていて色も濃い緑ではなく黄緑色だったので、違いが分かりやすくて作業がしやすかったです。終わった後は木がサッパリしていて気持ち良かったです。
ガイアのみなさんがとてもあたたかく、また距離感もちょうどよく、本当にお世話になりました。水俣病の関係で世界各地からお客様を迎え入れるのに慣れていらっしゃるのかな、と思いました。
ちょうど農閑期ということで作業は拍子抜けするくらいの短かさで、農家のみなさんと交流したり、水俣病の歴史をたどったり、という時間が多く、援農という感じはなかったです。確かに正直、午後は暑かったので丸1日作業していたらバテていたかもしれません。
ずっと甘夏を食べていて水俣病のことを読んだりはしていたのですが、現地で暮らしている人たちがそばにいる、という肌感覚の中で見聞きする情報はまた違うものでした。チッソという大企業が地元でどんな存在なのか、少し実感できました。ガイド付きで歴史考証館を見学できたのが、とてもよかったです。(埼玉、50代女性)

甘夏みかんの摘果、夏芽切り落とし、発育状況確認をしました。
スケジュールに無理がなく、無農薬栽培に関して少し理解できました。
ガイアみなまたという組織を学べ、生産者の顔(笑顔)を見ることができ、少しの期間だが一緒に生活できたのが良かったです。水俣病について学べました。
新鮮、おいしいものが食べられたこともよかったです。(千葉、60代男性)

<生産者の声>
高橋昇、緒方茂美、井川良一、と御所浦5家庭で受け入れをしました。全員よく働いてもらい、予想以上にはかどりました。
夏の企画の限界はこれまでありましたが、今年も午後の作業は無理があると感じました。
参加された方は、全員熱心で、動きたがっているのですが、受け入れる農家は、熱中症等が心配で、無理をさせないようにしています。
時期をさらに遅くして、10月初旬に芽切りに集中して作業を行うようにしたいと考えています。(生産者グループきばる 高橋昇さん)

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