No.490 良かったことは生産者や参加者と交流が出来たこと「秋冬白菜の収穫作業 」
生産者名:JA加美よつば(宮城県)
日付:11月20日(月)~11月22日(水)
今年は、白菜の植え付け時期の夏場の猛暑の影響で、植え付け時期を遅らせたりしたこともあり、参加した日程の時点では、収穫に十分な成育には至っておりませんでした。また、参加初日は午前中まで雨が降っていたこともあり、3日間とも大根の収穫に変更になりました。
大根は、圃場で畑から大根を掘り、包丁で先の根の部分と頭の葉の部分を切り落としクレートに入れていきます。クレートには大きさにもよりますが大根10本前後入り、重さは1クレート15~20キロ前後になります。クレートがまとまるとそのクレートをトラックに積みこみ、生産者さんの作業場に運び、洗浄機とたわしで大根の泥を落とし、コンテナに詰め込んでいきます。コンテナに詰め込まれた大根は農協のセンターに運ばれ、保冷庫で保管され、漬物など加工用として出荷されるそうです。
初日は風が強く、時折通り雨があるコンデションでしたが午後2時頃から4時少し前まで圃場で大根掘り。2日目も午前中は前日と同じ圃場、午後は場所を変えて大根掘りを行いました。最終日は朝から作業場で洗浄作業を行い、昨日までに収穫した大根をすべて洗浄することができました。
温暖化の影響は、年々農作物の生産に大きく響くようになってきました。初日のオリエンテーションでも、農協の方から長ネギやキャベツは圃場によっては3~5割減となり、白菜も例年より2割前後収穫減が予想されるとのお話がありました。生産者もいろいろ工夫はされているようですが、自然環境の変化は産地にとっても厳しい状況を生んでいるようです。また、高齢化と担い手不足もあり、一般的には大根や白菜など重量のある作物は敬遠される傾向もあるようです。参加者も頑張りましたが、3日間付き添って一緒に作業された農協の方にもお世話になりました。
受け入れる生産者や、農協の方の都合、企画を組む時期の課題もあり、成育に合わせて日程を組むのは難しいと思います。また、天候は中々予測がつきません。予定通りの作業ができないときの代替作業を考えるのにも一苦労あるようです。その点を十分理解した上で参加することが必要だと思いました。ご苦労様でした。(東京、70代男性)
1日目に雨が降っていたことや、白菜の成長が後れていたので、白菜農家の千葉さんの加工用大根の収穫から洗浄、コンテナ積み込み作業を行いました。
1日目の午後と2日目は、加工用大根の収穫を全員で行いました。
畑に行き大根を手で抜き、葉と割れや痛みなどを包丁で切り落とす。長さが20センチ以上の大根を拾い上げ、かごに入れる。大根の入ったかごをトラックへ積み込む。千葉さんの作業場にもどり、大根の入ったかごをトラックから降ろしフォークリフト用のパレットに積み替える。
3日目は、大根の洗浄からコンテナ積み込みを流れ作業で行いました。
①パレットから大根のかごをおろす。
②大根をかごから出して洗浄する機械に一本ずつ入れる。
③大根の傷などを包丁でカットし、出荷用コンテナに積み込む。
この企画に関わられた皆さんに感謝申し上げます。
白菜の収穫作業は出来ませんでしたが、生産者にとって重労働である大根の収穫作業のお手伝いができたことが良かった。その他良かったことは生産者や参加者と交流が出来たこと、
毎日温泉に入れたことです。(栃木、50代女性)
白菜の収穫の予定でしたが、白菜が成育しておらず大根の収穫、出荷作業に変更に
なりました。
①畑の大根を引き抜く
②葉と根元を切り落とす
③泥を落としコンテナに詰める
④コンテナをトラックに積む
⑤作業場に行きコンテナをトラックから降ろす
⑥大根を洗浄機にかけ、落ちきれなかった泥をたわしで洗う
⑦鉄のコンテナに大根を詰める
三日間の作業でしたが、一日目を除いてとても天気がよく暖かかったため、非常に
作業がはかどったと思います。
大根は普段デポーで見るものとは全然違い、とても大きくて重たかったです。
すべての大根を洗浄できるのか心配でしたが(2トンちょっと)洗い終えることが
でき、ほっとしました。生産者の千葉さんでの援農は2回目でしたが、休憩の時間のおしゃべりは楽しかったです。(神奈川、60代女性)