No.487 生産者の方の嘆きを直に耳にし、自然相手に仕事をされる方の苦労に改めて思いを致しました。「 庄内柿の収穫作業(1) 」

生産者名:JA庄内みどり遊佐支店(山形県)
日付:10月25日(水)~10月27日(金)

作業内容は26日(木)柿の収穫、青いのを、採らないようにする。枝をぎりぎりに切る。 27日(金)干し柿の手伝い、 ①皮剥き機械で残った皮を、包丁で取り、トレイに並べる。 ②乾燥が終わった柿に、クリップを着ける。柿の収穫は26日が良い天気で、暖かく、気持ち良く出来ました。 今年は暖かく、まだ青い柿が多いです。 しらい自然館も広く気持ちの良い宿で、良いですネ。 8人で、楽しく作業が出来ました。ありがとうございました。 みどり農協さんの対応もとても細かくしていただき、おやつ毎回違うのを頂けて、嬉しいです。(神奈川、60代女性)

作業内容は柿収穫作業(剪定バサミで柿の木から柿を収穫)、売出し用の柿を袋にビニールに詰めたものに封テープ付け、重さ選別機械に柿を乗せる。印象に残った点は生産者の方の生き方に触れられた。あまり柿は食べない私でしたが、頼みたくなりました。酒田はよく行きましたが、遊佐の素晴らしさも知れる機会に。何より良かったことは、柿畑での休憩タイムが、とてもあたたかいものでした。普段3食+おやつ…とそんなにたくさん食べない自分としては食べ過ぎな感が苦しかった。
(東京、40代女性)

庄内柿の収穫をしました。印象に残った点は柿の渋抜きの方法が焼酎ではなくブランデーを使って、付加価値をつけていることなどを知ったこと。夏の猛暑のせいで、色付きが悪く、作柄が例年の半分程度だったこと
(兵庫、70代男性)

庄内柿の収穫の一陣目に参加しました。作業は、木に実っている柿をハサミで刈り取っていくことですが、高いところの柿は脚立を使って収穫します。 収穫する柿の熟度は、その年の天候や圃場の状態など条件によって違ってきます。今回の第一陣(10月25日~27日)の段階では、色づきが遅れており、生産者さんの期待する条件に達していないものが多く、生産者さんの基準に従って選別しながらの刈り取りとなりました。刈り取りには特殊なハサミを使い、柿の軸を短く切り(籠に入れた際など果実が傷つかないようにするため)肩から下げた籠に入れ、ある程度の数になったら選果しているところに持っていき、別の籠をもって収穫をしていきます。実質作業の一日目(26日)は天候もよく参加者全員が圃場での収穫に従事しましたが、基準に見合った熟度のものが少なく、干し柿用の乾燥機等の不具合もあり、作業は予定より早めの切り上げとなりました。2日目(27日)は、時折小雨の混じる天候ですが、一部の人は屋内選果場での作業、一部は別の加工施設での干し柿づくりのための作業、一部は1日目とは別の圃場での収穫と3班に分かれての作業となりました。私は、1日目とは別の圃場での収穫に従事しました。昨日とは違い、すべて干し柿用になるため、圃場に成っている柿はすべて収穫するということで途中の休憩を挟みながら、時間ギリギリまでの作業となりました。果実は年一回の収穫を目指して、圃場の整備、枝の選定、摘蕾など下準備をしていきますが、生産者さんの努力以上に天候など自然条件に左右される度合い大きく収量に影響します。今年は夏先の雹による被害もあり、熊の出没も例年より多いとのことでした。そうし た産地での苦労を知ることも貴重な体験となりました。また、複数回の参加で、顔見知りの参加者との出会い、新たな方との出会いもなかなか得難い体験となりました。
(東京、70代男性)

柿の収穫・柿のサイズ選別・柿の箱詰めをしました。応募してみたものの自分に務まるかどうか不安でしたが、農協の方、生産者の方、宿泊先の方、参加者皆様の温かいサポートのお蔭で充実した時間をすごすことができました。 一日目は収穫作業でしたが、柿が枝に密接して付いているので鋏を入れるのが難しかったです。初めは収穫かごの八分目くらいまで入れていましたが、肩への負担が大きいので後半は五分目くらいで次のカゴに交換するようにしました。 二日目は雨模様のため、サイズ選別選果機に柿を載せたり、柿の箱詰めなど室内での作業となりました。箱詰めは中で実が動かないようぎっちり入れないといけないのですが、かなりぎゅうぎゅう詰めにしたものもあって、実が傷まないか心配でした。 発泡スチロールで断熱した小部屋に柿の入った収穫コンテナを収穫日ごとに5段積み上げ、その最下部にブランデーの入ったトレーを置いて全体をビニールで覆い7~10日ほど置く、という渋抜きのやり方を見せていただきました。ブランデーを使うというのがミソで、炭酸ガス<アルコール<焼酎<ブランデーの順に美味になるとのことです。 カットした実の断面を紙に押し付けると残っている渋が黒く写るので、それを見て渋の抜け具合を判断するという方法に驚嘆‼ ちなみに紙に黒い点々が写った柿を試食しましたが、渋みは感じられませんでした。 大手スーパーが直接生産者と取引きすることで価格を支配するとか、もっと高い値で買ってくれるところもあると言う人も居るけれども、生活クラブは生産者の状況を汲んで応じてくれるから、という松本さんの思いを伺い、その心意気に感銘を受けました。一番大切なのは相互の信頼、と強く感じました。 今年は猛暑・豪雨・雹など天候不順で、実は小ぶりで色づきも悪く、表面の傷も目立つなど平成15年以来の不作の年だとのこと、体験に来た方としてはそれもまた学びにはなりますが、生産者の方の嘆きを直に耳にし、自然相手に仕事をされる方の苦労に改めて思いを致しました。 松本さん、いろいろありがとうございました。お体くれぐれもご自愛下さい。
(東京、60代女性)

今年は色付きが悪く色の良いのだけを収穫しました。収穫用のカゴを肩にかけて、柿専用のハサミで枝が残らないよう2度切りで収穫。カゴがいっぱいになったらコンテナに移す。高い所は脚立に登って収穫。1日目は松本さんの畑は色が良い収穫出来るのがなくなってしまい少し早くおわりましたが、次の日松本さんが急遽近所の方に話をつけて収穫出来る柿の畑を用意して下さいました。雨の中の作業でしたがしっかり収穫出来て達成感を味わえました。今年は異常な気候だったので仕方ないですが、もう少し後に出来たら初めての方も収穫しやすかったのかも。
(東京、30代女性)

柿の収穫、皮剥き、乾燥作業をしました。
最終日は小雨でしたが、晴れている時は鳥海山がきれいに見えて最高でした。柿を一つ一つ手で収穫。ヘタを短く切り取ってカゴに入れた時に傷つかないようにする、柿の黒い底は取ってしまうと傷んでしまう、等、ご指導いただきました。大事に育てられたのだろうと思い、楽しく収穫作業ができました。今年は夏の暑さがひどくて、過去2番目の出来の悪さだと言ってました。まだ青さの残っている柿も多く、収穫のスケジュールを決めるのはなかなか難しい事だと感じました。(埼玉、60代女性)

柿の色があまりついていないので、色付いた柿のみ収穫した。山形県産庄内柿をおいしく安全に作るため、鳥海山の山麓で殺虫剤、殺菌剤の使用をセーブし土作りにこだわり、ブランデーで渋抜きしている柿はとてもおいしく仕上がっていました。(埼玉、80代男性)

<受け入れ生産者の声>
 人手が増える為、作業が捗りました。参加者の皆さんが熱心で、生産者も喜んでいました。
(遊佐園芸センター 阿部達矢さん)

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