タイトル:No476 作業体験の中で今まで知らなかった水俣を知る事が出来ました。「残暑の中、うまい、大きな甘夏づくり」
生産者名:生産者グループきばる
日付:2023年9月4日(月)~9月8日(金)
<作業内容>
1.甘夏みかん摘果(病気の実及び小さな実を専用ハサミで除去)
2.甘夏みかん木の枯枝及び若芽や若葉の除去(専用ハサミ使用)
3.甘夏みかん木周辺の草除去(専用スキ使用)
4.鉄砲虫を殺す(専用ハサミと細長い棒使用)。
<良かった点、印象に残った点>
1.甘夏みかんが順調に成長していて、農作業にやりがいがありました。
2.農作業や懇親会を通して、水俣歴史及び生産者との相互理解を深めることができました。
3.蒸し暑いが、 充分な休憩時間等を確保して頂き、快適に作業できました。
4.地元産の美味しい果物や野菜料理及び魚料理を多く食べることができました。
5.洗濯機が自由に使えるため、着替えが少なくて良かった。
6.天草恐竜博物資料館を見学できました。(神奈川、70代男性)
甘夏の若く弱い葉を切る、小さかったり病気になっている果実の剪定、害虫の除去、甘夏の根元の雑草の除去をしました。甘夏を作るための作業内容が良く分かった。生産者グループが情報交換し、良い甘夏を作るために協力し努力していることが良く分かった。(愛知、60代女性)
<作業内容>
・虫を寄せ付けないための、木の根元の草刈り
・余分な栄養を取られないための、新芽採り
・病害果実の摘み取り・鉄砲虫の駆除
・病気が他に広がらない為の小枝払い
海からの風があれば、涼しく作業が出来ます。甘夏の木の下の作業なので葉陰にさえぎられて、直射日光の日差しは強くありません。休憩も取りますので重労働ではありません。 海も見えますし良い眺めの中での作業です。
<良かった点、印象に残った点>
数回訪れていた水俣ですが、作業体験の中で今まで知らなかった水俣を知る事が出来ました。また、私たちの訪問に合わせて、仲間の他の方々の山での生産の仕方、生産量などを点検し、アドバイスし合う催しを開くなど、仲間と共にきばるの甘夏を作っていこうとする姿をかいまみることが出来ました。実際の作業をして、ほんの少しでも甘夏づくりの工程や気を使っていることの中身が理解できて、春になり甘夏をいただく時の味わいが楽しみになりました。船で他の生産者の島に行ったり、地域をめぐっていただいたり水俣の地域や不知火湾、水俣湾を具体的に体感できたことは、良かったです。 夜の交流会でもたくさんの豊富、内輪話らしき話も聞き生産者に親しみを覚える事が出来ました。生産者の名前が書かれてあれば、あの方の甘夏だなと分かるのも楽しみです。
<悪かった点・改善点>
作業はそれほど多くはなく、交流することが目的なのだと思います。甘夏を作ることになった理由、水俣病のこと、漁業が出来なくなったことなど話しとして、もっと有っても良かったのではないでしょうか。一緒に参加された方が「ここにきて初めて水俣病のことを知った」と言われていました。それも、私と水俣考証館に行ったことで分かったそうです。とても篤く歓待していただいてとてもうれしかったのですが、こんなに歓待していただいて心苦しさもありました。 (埼玉、70代男性)