No.474 生活クラブの自慢の一つでもあるケチャップの良さを、改めて知る機会となりました。「加工トマト収穫&ケチャップ作り」

生産者名:JA加美よつば(宮城県)・コーミ㈱
日付:2023年8月8日(火)~8月10日(木)

加工用トマトは、生食用などと違い畑の畝を這わせて育てます。地を這うトマトの茎をかきわけながら赤く熟したトマトを収穫していきます。中腰ないしは膝をつけての作業となります。太陽の恩恵を存分に受けたトマトを収穫していきますので、当然のことながら夏の強い日射しを受けながらの作業となります。そのため、少しでも気温の低いうちに作業を進行すべく、今回は朝5時出発、5時半からの作業開始、朝食休憩を挟んで午前中は10時半までの作業。その後昼食休憩を長めに取り、午後は2時半から4時半までの作業。1日目は午後のみ、最終日の3日目は午前のみの作業体制で、十分な水分補給をしながらの作業でした。
地を這う加工用トマトの収穫は初体験。生産者にとっても、炎天下での収穫は厳しい労働であり、管内の生産者、栽培面積も当初よりへっているとのこと。何より、ケチャップなどの原料となる加工用トマトの国内自給率は5%(コーミさんのお話)とのこと。そんな中で工夫をしながら、生産の努力されている生産者の方、JAの方、コーミさん交流をすることができたことで、生活クラブの自慢の一つでもあるケチャップの良さを、改めて知る機会となりました。(東京、70代男性)

赤く熟れたトマトを両手を使ってヘタを残してもぎ取りました。日焼けしたり病気にかかったりしたトマトは除きます。初めてのトマト摘み取りでしたが、要領を教えてもらい楽しく活動できました。それぞれの農家さんの工夫や努力を伺うことができ驚くことが多かったです。宿泊先の農家民宿のごはんがとてもおいしかったです。ケチャップづくりも面白かったです。早朝からの作業でしたが、JAの担当の方が送り迎えを計画通りにしてくださったので何不自由なく援農作業ができました。
(千葉、70代男性)

地這いのトマトを、完熟しているもの、傷みのないもの、日焼けのあまりないものを選びながら畑にしゃがみ込んで地道に収穫しました。また、3日目の午後は収穫したトマトを使ってトマトケチャップを作りました。加工用のトマトは、正直見たこともなかったので、低い姿勢で、一番暑い時期に収穫する作業の大変さを体験できて良かったと思います。重なり合う茎や葉、そしてまだ未熟の青い実の下に、真っ赤なトマトが押し合いながらもしっかり多くの実をつけていたのに驚きながら、丁寧に摘み取りました。腰はかなり疲れましたが、期間中は曇りがちの日が多く、炎天下での作業にならなかったのは幸いでした。また、農家の方々、農家民宿の方、そしてJA加美よつばの皆様も温かく迎えてくれて、いろいろなお話しができ、楽しい時間を過ごしました。悪かった点は特にありませんが、あえてということで申し上げます。上下別々の雨具が必要とのことで用意していったのですが、3日目に通り雨があった際は作業を中断しました。また、真夏の雨具を着ての作業では汗ですぐに内側から全身びしょ濡れになります。今回、長靴も持参したうえ、着替えを余分に用意して荷物も多かったので、できれば荷物を少しでも減らしたく、雨具についてはなくてもいいのではないかと思いました。(神奈川、60代男性)

<受け入れ生産者の声>
 今回、加美よつばの企画に初めて参加した方がほとんどでしたが、実際にトマトケチャプを購入し、興味があって企画に参加したという話をいただき、応募のきっかけが消費材を購入し、消費いただいたことで今回に繋がったことが嬉しかったです。 3日間の加工用トマト収穫作業の中で、生産者の日々の生産努力を肌で感じ、実際に経験することができ、参加いただいた生活クラブの組合員さんからは、「これからも生産を頑張ってほしい」「おもてなしをありがとう」など、とても温かいお言葉をいただき企画が実施できてよかったなと思いました。最終日のケチャップづくりも皆さんが収穫した加工用トマトで調理を行い、協力して作業を行えました。 援農受入にあたり、目配り、気配りが行き届いたのか不安がありますが、皆さんからいただいた言葉を、今後の援農企画に、役立てていきたいと思います。参加いただいている皆さんに喜んで頂けているので、生産者との交流を引き続き 行いたいと思います。
(JA加美よつば園芸課 菅原 響さん)

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