No.465 鶯やカッコーの鳴き声を聞きながら、大きな実を作るため、花芽を一枝一蕾まで摘む作業をしました。「柿の花芽・摘んで・摘んで!」

生産者名:王隠堂農園(紀伊半島地域協議会:奈良県)
日付:2023年5月8日(月)~5月12日(金)

大きな実を作るため、花芽を一枝一蕾まで摘む作業をしました。ウグイスやカッコーの鳴き声に包まれての作業でした。(埼玉、60代男性)

柿の摘蕾(てきらい)1枝に複数付いている蕾を1個に減らし、遅れ花の除去をする作業をしました。どの蕾を残すかの判断基準は生産者が教えてくれる。柿の木は低く剪定されていて、手が届く範囲に沢山の蕾があるが、脚立を利用してやや高い枝まて手を伸ばして取る。そのため生産者からは脚立の安全な使い方や、天板には立たない、手が届かない高さの枝は熟練者に任せて無理はしない、柿の木は折れやすいので要注意などの指導があった。
柿の畑は傾斜地にあり、足場が悪いため、脚立の立て方もコツがある。が、転倒予防のためできるだけ平らな所での作業をと案内された。我々も安全第一を心がけた。
印象に残ったことは
①鶯やカッコーの鳴き声を聞きながら、山の空気と柿の木の香りを味わいながら、標高300mからの眺望を楽しみながら、生産者と一緒に作業できたこと。
②初日のオリエンテーション、加工工場見学などに寄り、生産の現場や問題点を知り、今まで以上に消費材を身近に感じ、愛着を持った。
③初日の懇親会で若手のリーダー達に会えた。次世代への明るい希望を感じた。と同時に、繁忙期で忙しい中で準備をしていただき、申し訳なく思った。
④懇親会で、消費材を使ったメニューやレシピを教えてもらった。がメモを取れず😢
⑤最終日の王隠堂邸に見惚れた。
改善点は摘蕾の方法を教えてもらったが、実際にやってみると迷いと不安があった。(茨城、60代女性)

脚立にのって、柿の枝1本に蕾1個になるよう、多すぎる蕾を摘んで落とす作業をしました。事前に王隱堂農園さんのことは知らず、消費材も買ったことがなかったのですが、若い人たちも熱心に生産していることがよくわかりました。
摘蕾の作業は、一日目はずっと上を向いているのが想像以上に辛く、脚立の上も怖いし、もう来年はやらないと思いました。でも2日目以降は慣れて、怖いけど少し余裕も出てきて、年に1回ぐらいこういう作業もいいかなと思いました。
五條市は初めてで、山と谷が続き農業には厳しい土地だと思いましたが、景色は美しく、グランピング施設もあり遊びにも行きたい所です。
一緒に参加した方たちからは教えてもらうことも多く、生活クラブ生協のことが以前よりわかりました。(大阪、60代女性)

柿の木の花の蕾を一枝に一つにするため、たくさん付いている蕾を指でつまんで落とす。
手の届くところ以外は脚立に乗っての作業。一つにするのは大きな実に育てるため。
大きくなった実をイメージしてこすれたり傷が付かないように摘蕾をすすめた。
4泊5日の企画は初めてだったとのことだが作業に慣れるには2泊3日では難しいだろうなと感じた。5日間、天候に恵まれ作業が進んだと思う。摘蕾作業のタイミングは大事だということで遅くなると枝から指で摘まむだけでは落とせなくなるとのことだった。ネコの手でもかりたいぐらいのこの時期の作業とのことだったので少しはお役に立てたのではないかと思う。
2019年の企画で柿の収穫体験でここには来たことがあったのだがそのときは残念ながら雨模様で少しだけ収穫体験させて頂いた。摘蕾作業に参加してできればまた収穫作業もしてみたいと思いました。
たわわに実った梅の圃場も見学させていただき、中山間地の農作業を続けていくための工夫、スマート農業とはの一端を知ることができました。
最終日の昼食はご褒美を頂いた気持ちになりました。
研修センターで2日目朝食から5日朝食までの10食を自炊ということで了解はしていたもののいざ何を買い足し、持参すればよいのかは理解できていなかった。
事前に担当者の方にきちんと問い合わせすれば良かったと思った。女性陣3名の後のお二人が
主菜になるものを購入して下さったのは大変ありがたかった。
(大阪、60代女性)

<受け入れ生産者の声>
援農という事で、また天候にも恵まれて、ひたすら作業に励んでいただけた事はよかったと思う。作業の性質上、やむを得ませんが上を向いての作業がほとんどなので、首や肩の疲労がかなりあったと思います。今回は作業が3.5日と今までよりも長くなりましたが、満足いただけましたでしょうか。今後も続けたいと思います。次回もお待ちしています。
 (農業生産法人㈲王隠堂農園 森本佳秀さん)

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