No.425 出逢ったいろいろな人たちの話も予想外の収穫!「庄内柿の収穫」

JA庄内みどり遊佐支店(山形県)   10月30日(水)~11月1日(金)、11月5日(火)~11月7日(木)

脚立に上り、柿の収穫

たわわに実っている柿を出来るだけ見下ろすようにし、ひねり上げすぎないよう注意して鋏を入れ収穫、丁寧に籠に入れていきます。1本の木を脚立組と地上組みんなで声かけあい支えあって作業します。そして選り分けてくれる生産者のトラックまで運びます。
2日目、女性は皮むきの作業もしました。専用の機械に柿のバランスをみて中央にセットし出てきた柿に残った皮があれば取り除きます。専用の一畳くらいの板状籠に並べて干し柿へセッティングをしてくださる生産者の皆さんに引き継ぎました。
鳥海山を望む広大な自然を満喫しながらの作業は実にすがすがしいものです。みんなで声かけあって作業というのが好かったです。あっという間にお茶タイム、笑い声が絶えない休憩でした。反省点は数多く収穫することを望まれているのかと勘違いしてしまったことです。1日作業を終えてからの交流会でお聞きすると数を多く収穫することではなく丁寧に収穫することが大事と教えてくださいました。それからはその意識で作業に当たりました。帰ってきてから印象に残ったこと・・・思い浮かんだのは生産者松本さんのお人柄でした。道具も大事、人も大事 と伝わってきました。生かしていきたいと思います。(東京、50代女性) 

・圃場に行き柿を収穫する。(生食用・干し柿用)高いところは脚立を使用。へたをなるべく残さずに鋏で切る。(速くより丁寧に)その繰り返しです。もくもくと。重さを考えて適度の量で。
・今回は参加が8人だったので作業もはかどりました。
・今回も遊佐の様子、柿の話を一杯聞きました。
・遊佐は天候の変化が激しいのでそれに対応出来る服装が大事です。(東京、70代男性)

脚立を使用し、時に高いところの柿を収穫した。はさみで枝が残らないよう、細心の注意をした。
渋を抜く技術で、とても美味しい柿になることが、印象に残りました。(埼玉、70代男性)

作業をやってみたかった、そして産地の役に立ちたいと思い、初めて参加しました。作業内容は、柿の収穫。1日目は生食用、2日目は圃場が変わって干し柿用とのことでした。
圃場として柿を栽培しているところで柿を収穫するのは初めての経験であり、生食用と干し柿用の違いなど初めて知ることができ、勉強になりました。駅まで迎えにきていただいた農協の方には、鳥海山の5合目まで案内していただき、思いがけず、紅葉の終わりを見ることができました。
受け入れてくれた生産者の方もやさしく指導していただき、圃場もきれいに管理されており、鳥海山を眺めながらの作業、お茶の時間は気持ちのよいものでした。そして、メンバーに恵まれたことは、初めて夢都里路の企画に参加した者として、何よりも幸いでした。
今回は4人が経験豊富な方で助かりました。経験者の方がいないと、戸惑ったこともあったかもしれません。(東京、60代男性)

豊かな自然の中で、思いきり作業ができました。また、柿農家の皆様と親しく作業ができ、感謝しています。
毎年参加させていただき、農家の皆様が様々な工夫、事業の拡大等々頑張っておられる姿が拝見でき、興味深いものがありました。(神奈川、70代男性)

作業をやってみたかった、そして人との出会いを求めて、初めて参加しました。収穫の喜びを味わえ、楽しかった。おみやげに柿一箱いただき、感謝です。
自然の美しさ、特に鳥海山を堪能させられた。(埼玉、70代男性)

広い圃場で肩からかごを下げて、脚立に乗ったり、立ったまま、あるいはしゃがみこんだりして、柿を一つ一つはさみで切り取っていきます。
時には女性は柿の皮むき(あんぽ柿用)作業をしました。皮むき機から剥き残しが出た文を包丁で手剥きをして、トレー(200くらい載せる)に並べていきます。
生産者、JA庄内みどりの担当者、宿泊施設の方々、皆さんの気遣い、お心遣いに感謝しています。いつ行っても、変わらず温かい気持ちになります。(東京、60代女性)

庄内柿を一つ一つ丁寧にはさみで摘み取る作業。蔕についている枝をきれいに切り取ることです。脚立を使って柿のお尻をよく見て柿を傷つけないように注意することが大事です。
生産者からの日々の苦労や工夫していること、価格の調整について具体的に話を聞けたことが有意義でした。
天候にも恵まれ予想していた通り大変楽しく柿の摘み取り作業ができました(千葉、60代男性)

1日目、集合後、庄内をご案内くださった。十六羅漢、庄内太陽光発電所、農業用水・月光川の最上流水現地・箕輪鮭孵化場、丸池様。・・・鳥海山水系の湧水が随所にあり、古代よりゆたかな営みがあったことが想像できた。
宿泊地と収穫作業の柿の園地は離れていたが、タクシーを配車していただき、楽に収穫できた。
園地での作業には長靴が不可欠なところ、これを参加者持参だと、パッキングに大変。受け入れ先が、長靴を用意して下さり、ご配慮をうれしく感じた。
2日目の夕食後、生産者とJA庄内みどりが、共同で交流会を持ってくださった。一層親しく言葉を交わせた。
生産者が、生活クラブとの出会いで、土作りから、散布する農薬の回数の減少等、安全、安心の特別栽培の庄内柿を作っているとのこと。今回の1生産者が所有する、500本近い庄内柿の木は、第1は、生活クラブへの供給であり、最優先とのこと。年間通じて、同額で買い取りいただけて、嬉しい。市場には、出さないと。
若い年齢の世帯が減少して、限界集落といわれる遊佐町は、町の魅力をあの手ことの手で伝え、移住者の確保、定住への様々な支援と働きかけをしているとのこと。
労働人口の激減は、農業の担い手に大きな影を落としている。「安心・安全の柿を作っているだけでは、もはや成り立たない。『特別栽培の庄内柿作り』をやろう、手伝うよと、賛同してくれること、今一緒に作業に従事してくれる方に感謝し、人と人との関係を大切にして、信頼関係を築きたい」と生産者が語られていたことは、まさに生活クラブ運動にも通じる印象深いことと感じた。
「労働力確保として外国人技能実習制度の利用は、課題がいろいろあった難しく、うまくいかない。他県から入ってきた方々が、農業に魅力を感じ、他の人々との関わりをもとめ、交流し、庄内柿作業に来ていただいている。こうした若い力はとても助かっている。
続けていくには、これからこそ、このような人と人のつながりを大切にしていこうと思う」と将来への課題を明るく語られた。コミュニティ作りを大事にと、生産者の高い理念に感動した。
夢都里路くらぶの参加者6名は、兵庫、横浜、千葉、埼玉、東京、そして長野。それぞれの地区での生活クラブの活動を語り合った。個配になっている方々は、消費材の情報共有ができない、組合員活動がまったくわからない、委員のなりてがいない、と話されていたことは、状況を想像しつつ、大きな課題と感じた。
消費材の取り組み活動には、さほど関心をもたれていない方もおられるが、生産地への興味や作業には、大きな関心を持ち、全国各地の夢都里路くらぶに参加しておられるその行動力に、感心した。各地の生産者の思いや、課題を教えられた。
長野の加工用トマトの真夏の収穫に参加したと、何人もの方から伝えらる、嬉しく思いつつ、感謝した。
収穫作業をした庄内柿園地から、鳥海山が望め、10月下旬に初冠雪した雄姿の素晴らしいロケーションに元気づけられた。そして、生産者家族が用意した、ポップなBGMが終始流れていた、効きながらの収穫作業は、楽しく、軽快にはかどった。
夢都里路くらぶに参加しなければ、共有できない交流と体験ができ、充実の3日間だった。(長野、70代女性)

柿農家の松本さんの人生にふれるお話をして下さったことが、その人柄を知る、大きな要素でした。とても暖かく私たちを受け入れて下さり、感謝しています。そして収穫作業も気持ちよく、そこで出会ったいろいろな人たちの話を聞けたことは、予想しなかった収穫です。もっとやりたかったくらいです。(埼玉、60代女性)

今年はとても柿の色付きが遅くとりにくいように思いましたが、慣れてきたら色が違うので見つけやすくてやり易くなりました。
最後の日午後1時間半くらいで雷がなってしまい、仕方なく終わりになりました。少し物足りない感じがしました。(東京、30代女性)

今年も柿豊作見込み。天候が良く、収穫作業も順調で、やりがいを強く感じました。
今回も安全作業説明(脚立や専用ハサミの使い方等)が有りました。新人も含めて怪我は有りませんでした。
収穫した柿を頂き、美味しさや安全性を家族や知人にPRできました。
地元産の美味しい果物、野菜や魚料理を食べることができました。
ユニークな生産者や参加者に出会い、わき合い合いと楽しくすごすことが出来ました。(神奈川、60代男性)

≪受け入れ産地の声≫
園地で、収穫期を迎えた柿を脚立に上り、鋏を使って収穫。柿同士で傷つかないようヘタを短く切って籠に入れ、軽トラックのコンテナに運搬。作業場では、機械を使用して選果、脱澁作業へ。
経験者が多く、作業がスムーズでした。
1回目の企画は、「赤とがらし収穫」と連続した企画としたところ、8人の参加となりました。
(JA庄内みどり 川俣さん)
 総計14人で、2回にわたる援農です。おおぜいで、収穫作業にあたると、達成感も格別です。夢都里路くらぶに初めて参加した方からは、他の参加者との出会いや、受け入れ農家の人柄に満足しながら楽しんでいる様子が伝わってきます。

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