取材記No.25「岡山県で国産甘栗収穫・選別のお手伝い(藤原食品(株))」同行記(2025.10.13-14)
藤原食品(株)は1971年から生活クラブと提携を開始した、中国はるさめやきくらげ、天津甘栗の生産者です。はるさめの原料となる緑豆、きくらげ、天津甘栗ともに無農薬の原料を輸入しています。
岡山県で、国内で天津甘栗のような甘みの強い和栗を作る為、また耕作放棄地の対策の為、1982年に中国から種を仕入れ、品種改良を重ね2010年に苗の販売が始まりました。そこで、藤原食品が生活クラブで販売したいとJA晴れの国岡山に声をかけたことから、岡山の生産者との関りがスタートしました。

甘栗は、収穫時は糖度が15度程度で、マイナス22度で1か月ほど冷やすことで、糖度が25度程度まで上がります。提携当初はJAのコメ用の冷蔵庫を使っていたそうですが、温度が下がりきらなかった為、2022年から藤原食品が冷蔵庫のレンタルを行い管理しています。経費をかけられるのは、生活クラブとは継続して利用するという関係があるから、と仰っていました。
企画視察に伺わせていただいた2025年は、表年でもあり、さらに木が成熟して安定した収穫があったこと、また合わせて2025年は9月の水が必要な時期にしっかり雨が降ったという条件が重なり大豊作。
生産者による収穫も、選果場での選別作業、冷蔵作業全てが追い付かないような状況で、今回夢都里路くらぶが援農に参加したことで、たった数日ではありますが、人手が増えて大変助かったと声をいただきました。
実際、私たちが選果作業を行っている間も、受け入れ生産者として同行している藤原食品の藤原さん、兵庫県貿易の方も、選果後の栗を冷蔵庫に搬入するお手伝いをされていました。


夢都里路くらぶ企画参加者たちは、収穫作業と選果作業をメインに行います。
収穫は、圃場でバケツとトングを持ち、実が熟し毬が割れて落下した実を拾います。実は軽く、収穫作業自体に負担はありませんが、全てが手作業。また、自然落下してくるので、拾っても拾っても次から次へ落ちてきて、終わりがありません。


選果作業は、JAに集まってきた栗を、生産者ごとにレーンに流し、虫食いがないか、皮が黒く変色する炭疽病になっていないかをチェックします。今回は産地の方と6名体制で行いましたが、普段は栗をレーンに流しいれる人、選果する人1~2名ずつ、計2~3名で行っているとのこと。前述のとおり、2025年は大豊作だった為、選果してもしても終わらないような状況が続いていたそうです。
また、選果済みの栗がたまってきたら、10kgごとに分け、袋に入れて冷蔵庫で管理します。


収穫時期は台風の時期とも重なる為、年によっては台風が直撃し、1年間お世話を続けた年に一度の収穫量が半減以下の場合もあり、収量・品質が安定するのは難しく、自然を相手にする農業は本当に難しいものだと痛感します。
ですが、生活クラブと一緒に産地を作ることは夢があるとお話してくれる藤原食品さんと生産者と共に、今後も夢都里路くらぶが生産の一助になればと思います。
