No.573  地道な作業で生産者の苦労を知った「岡山県で国産甘栗収穫・選別のお手伝い」

生産者名:藤原食品(株)
日付: 2025年10月13日(月)~10月15日(水)

初日は圃場へ行き、落ちている毬の中から栗の実を出す収穫作業をし、次に共選場では炭疽菌の着いたものや割れ、カビなどあるものをはねる選別作業をした。翌日も収穫作業。雨が降りそうになれば、共選場で作業。こういった作業の繰り返しでした。
生協では、甘栗は買ったことがなかったが、今回の援農で現地の人たちの大変な苦労を知った。今後、買って家族や友人達にそのことを伝えようと思いました。特に植えて2年経ったという木を見たが、毬は出来ていたが中身は全然出来ていないということだった。後、数年はかかるだろうということでした。
(大阪、70代女性)

畑ではトングと小さいバケツをもって落ちている栗をひたすら拾う作業。 共選場では、私は栗がサイズ分けされて流れて来て大体10キロになるととまるのですが、正確ではないので10.10~10.13くらいにしてパレットに積んで行く作業をしました。
栗を拾うのも、選果もかなり地道な作業なのですが、少人数でやられていたので、今回行ったことで作業が進み喜んで頂けたのでとても嬉しかったです。
(東京、30代女性)

栗農園での栗拾いと工場で甘栗の選別。
良かった点は生産者さんと一緒に働けたこと。皆さん優しくおおらかでした。 栗拾いと選別作業は初めての体験でしたが、日を増すごとに作業にも慣れ、集中して取り組むことができました。作業時間はとてもあっという間に感じました。 自分たちで収穫した甘栗の選別作業が印象に残っています。
(大阪、30代女性)

到着後、JAの共選場で栗の目視での選別作業。
各生産者ごとに栗をレーンに流し、虫食いや炭疽病のものを取り除く。
2日目は生産者の圃場に行って収穫作業。定植して7~8年になるという栗の木は、今年は豊作ということでたくさん実が落ちていた。小ぶりのバケツを持ってトングで拾っていく。ときにはしゃがんで軍手をはめた手で拾った。土色のカエルがぴょんとはねていく。毬は実が熟すと割れて落ちるという自然の摂理に感動する。  
 
しおりとともに前もって送られてきた藤原食品株式会社の資料は、甘栗・はるさめ・乾燥きくらげと写真入りで詳しく説明されていて勉強になりました。 収穫作業も前日に選果作業をしたので、どれを拾っていけばよいのかよく分かり、良かった。小さい和栗の実を拾う地道な作業、そして選別、冷蔵庫での管理など他、消費材として届くまでのいろいろな過程があっての価格ということが理解できました。
(大阪、70代女性)

<受け入れ生産者の声>
夢都里路くらぶ参加も2年目となり、ようやく地に着いた活動が行えるようになってきました。概ね組合員の方には実践を体験したいただけたと思います。収穫手伝い企画そのものは生産者含め喜んでいただいているとのことでした。
総じて大きな問題がなく終了したことは良かったと思いました。
企画そのものの主旨を体験から援農に変更したのは正解でした。完全な援農企画としたことで目的が明確になり、生産者やJA職員が大まかな作業の割り振りをしやすくなったとのことでした。来年度に向けては、JA様で働いている従業員の方が私たちに必要な作業を指示しやすい環境を整えていただくことも重要と思いました。
(藤原食品(株) 藤原 拡人さん)

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