取材記No.22「有機ブルーベリー手摘み作業」(グリンリーフ(株))」同行記(2025.7.18)

群馬県のグリンリーフ(株)は、こんにゃくや漬物を生活クラブに供給する生産者です。最近では、ビオサポセットの製造も行っています。

関連会社である野菜くらぶでは、野菜の供給を行っています。

今回、初企画で、有機ブルーベリー手摘み作業を行いましたので、同行させていただきました。

グリンリーフは、こんにゃく芋の生産から始まり、こんにゃくの加工、規格外の野菜の活用として漬物の生産、野菜の販売、新規就農者の独立支援プログラムや、保育所の併設、外国からの働き手の受け入れと寮の建設、受け入れに際しては、現地に出向いて親御さんと面談を行うなど、働く人の意見を取り入れながら事業を広く展開してきた会社です。

当初、こんにゃく芋の生産に何かお手伝いできることがないか問い合わせを行ったのですが、機械化と外国からの働き手がいることで、人手を必要としていないとのこと。代わりに、消費材ではありませんが、有機ブルーベリーの収獲は人手が足りず、せっかく実がなっていても、収穫できずそのままになってしまう状態である、とのことで、今回の企画化となりました。

ブルーベリーの木は緩めの斜面に均等に植えられており、高さも抑えられているので、収穫がしやすく整えられています。数人で一本の木の完熟した実を全て取り切ってから、次の木へ。ブルーベリーは軽いので、たくさん収穫しても体に負担がありません。

ですが、大変なのはやはり暑さ。

収獲最盛期の7月半ばは、群馬県もかなりの暑さとなり、人間も苦しいですが、ブルーベリーもせっかく収穫しても暑さで煮えてしまうとのこと。

収穫作業は午前のみに変更し、午後は工場見学などの時間となりました。

普段はグリンリーフの職員さん達で収穫を行うそうですが、暑さ対策で早朝から昼頃までの作業時間に変更したそうです。

次年度以降は、作業時間を変更したり、宿泊企画に変更するなどを検討していただけるそうです。

一般的な収穫体験なども行われるブルーベリーなので、援農の人手はそれほど必要ないのではと思っていましたが、収穫の人手がなければそのままなりっぱなし、せっかくの実も商品にならず廃棄となってしまいます。

暑さの対策は必要ですが、作業内容としてはそれほど大変ではないので、多くの人に参加してもらえる企画だと思います。

是非産地の手助けをお願いいたします。

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