No.550  早朝からの作業で重茂の地域の生活を知り、重茂の魅力を感じられた「養殖こんぶの製品製造体験3日間」

生産者名:重茂漁業協同組合 
日付:2025年5月21日(水)~5月23日(金)

・ゆであがった昆布を海水で冷やす際に、まんべんなく冷えるために棒で海水をかき回す。
・茹でた昆布の株元を切り離し、根元と昆布を別々の箱に入れる
・脱水した塩蔵昆布を束ねて、根元を昆布で結ぶ(本結)その際汚れや付着物の除去

・後川さんからの「天恵戒驕」、重茂漁協の創設ビジョン、歴史、東北大震災、生活クラブとの繋がりのオリエンテーションは感動しました
・初日交流会や渚泊海のみやこ(宿)での漁協の方やホスト、参加者との交流はとても楽しく、ためになった
・交流の中で現在の漁家の後継者問題、漁業の現状、重茂を含めた岩手県の津波被害と復興度合い、昆布やワカメの相場や取れ高の乱高下などご苦労がうかがえたこと
・明治昭和の大津波記念碑「高き住居は 児孫の和楽 想へ惨禍の大津波 此処より下に 家は建てるな」の教えは圧巻 東北震災時の津波も記念碑の直ぐに下までであったことからも 忘れないことが大切だと思う
・若い漁家が昆布、ワカメの今後や重茂の町の価値を広める新しい試みに挑戦していることがとても心強いと思った
・せっけん運動が町全体にしっかりと根付いていることが嬉しい
・漁協の木村さんの献身的なアテンド
・気候危機とは断定できないが、黒潮の大蛇行などによる昆布・ワカメへの被害、長雨などでの浸水は深刻な被害だと思う
・作業を受け入れてくれた漁家の皆さんがつたない作業に快く指導してくれたこと
・夢都里路参加者の大ベテランの方に色々とお話を伺えた
・盛岡から宮古までの道のりの美しさ(新緑の季節ということも良かった)、リアス式海岸の美しさの恵みと震災前の生活道路の不便さ

たくさんの方々との一期一会の出会いに感謝します
重茂の魅力は組合員を惹きつけます ぜひ今後も受け入れ継続していただけたらと思います

繫忙期にもかかわらず、漁協の木村さんに何から何までアテンドしていただいたのは恐縮しました。一生懸命に時化や雨天時の作業を組み立て、連絡し、作業後の観光まで大変だったと思いますありがとうございました。お土産までいただきましたが、参加者への負担金がもう少しあってもよかったと思います。
重茂に対する組合員の想いは大きいです。負担金があっても組合員は重茂を選択すると思います。岩手の方のおもてなしの優しい真心はたっぷりと、そこここで感じました。ありがとうございました。
(静岡、50代女性)

水揚げ後、ボイル、水冷された昆布をカットして選別
実際にワカメの製造工程に参加させてもらえ、生産者ご家族と共に作業させてもらえて良かった 
宿泊施設の海のみやこは[他所から来た人]みたいでなく、敷居無く受け入れて貰えてる感じがした
5人の参加人数というのが2泊する中で交流が深まり有意義に感じた 73歳で参加させて頂き
ラッキーでした
(京都、70代女性)

朝4時に起きて5時から7時までの2時間作業。
夜中から早朝に収穫した昆布を湯通ししたものから、虫や不良な箇所を取り除く作業。
(上下ゴム合羽、ゴム長手袋、長靴)

朝食後、11時頃まで昆布に塩分をたっぷり吸わせて圧縮し、水分を飛ばしたものを解きほぐして、最終の選別をする作業。私たちは選別はさすがに出来ないので、昆布を解きほぐすことに専念。

作業内容、作業時間とも適度に感じた。
朝は早いがそれも重茂の方々の労働形態を知る上では必要なことだった。

重茂の地域を案内されて、どういう地形でどういうふうな生活が営まれているのか、津波の上がってきた場所、過去の津波の石碑、3.11の後に出来たトンネルで移動時間が短縮された事など、重茂半島の事を少しでも理解する事が出来た。

作業しながら色々なお話も出来たので、一年を通しての漁の内容によって、生活時間が制約される暮らしのあり方を窺い知る事が出来た。
(埼玉、70代男性)

釜茹でした昆布の選別補助(ヒラゴケムシの除去、不良部分の除去)
塩蔵処理をしたこんぶの選別の補助(見やすいように圧縮されたこんぶをほぐす)
その土地の方と作業をしながらお話しできたり、交流することが出来たこと。
重茂の方は、みなさん本当に働き者です!
初回ということもあって、だいぶ気を使わせてしまったようです。今後は、参加者側ももう少し負担してもいいのかと思いました。
本当によくしていただき、悪かった点と言ったらバチがあたります。感謝でいっぱいです!
(群馬、50代女性)

船で、外海にあるコンブの養殖施設から刈り取って陸揚げした1トン程のコンブを、海水を引き入れてボイラーで沸かした釜の中で湯通しし、続いて設置してある、沸かしていない海水の釜の中でコンブを冷やし、洗い、選別していく作業をさせて頂きました。
初めての漁業のお手伝いでしたが、大変興味深く色々教えて頂いたことが良かったです。震災の事は本当に丁寧に説明していただき、自分事としてまた更に考えて行こうと思いました。
(東京、70代女性)

<受け入れ生産者の声>
全3日間のうち2日の体験日数は良いと感じた。
また宿泊先などを考慮し、5人までと感じた。
参加者の感想などから概ね良好な体験となったと思う。
(重茂漁業協同組合 木村 篤人さん )

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