No.545 蕾を一枝にひとつに残すため、指でプチプチと落としていく作業 「柿の摘蕾パート1」

生産者名: 紀伊半島地域協議会
日付: 2025年4月23日(水)~4月26日(土)

柿の花の蕾を間引く作業(摘蕾)
青々とした新緑の柿の葉の間に着いた蕾を、一枝に一つだけ残すため、指でプチプチと落としていく作業。比較的、平らな圃場での摘蕾作業だが、脚立の上の面が平行になるように注意して、固定しながら脚立に上がった。下から蕾の着いた枝をめがけて脚立の位置を決めたつもりがちょっと届かなかったりしてまた下りて微調整。
蕾の柔らかい時期に摘んでいくのが効率が良いとのことで時期がずれると蕾もしっかりして摘みにくくなるとのこと。
柔らかい枝に背中が当たって折れてしまうこともありその点は注意した。
雨に降られずに作業できたことは良かった。羊を飼って草を餌にして草刈り作業の省力化を図るなど新しい試みを色々と取り入れながらの農業現場の一端を知ることができた。
(大阪、70代女性)

柿の蕾を間引きする作業で、脚立を使って上にあるものを取ることも多々あります。
少人数だったので、生産者つまり受け入れ側の王隠堂の人たちとの交流が多くなり、現場の人たちの考えや思うことがより理解できた。
(神奈川、60代男性)

<受け入れ生産者の声>
今回は2回に分けて総勢7名の方に柿の作業に参加いただきました。中にはリピートの方もいらっしゃいました。私達は、毎年少しでも作業を楽にしようと様々な試みをしており、少しづつ変化していく農園も見ていただき、良かったと思います。
今回の作業は摘蕾と言って、美味しい柿を作るにはとても大切な作業になります。「新梢に一つ、蕾を残す」と言ってしまえばこれだけなんですが、初めてですと中々うまくいきません。一つだけ残したと思っても、一番下の方に見落としがあったり、脚立の置き場所に迷ったりなど最初は苦労するのですが、2時間もすれば皆、慣れてしまいます。

今回自分が感激した出来事があって、作業中雨が降ってきて作業を終えたわけですが、参加者の方達から「今日出来なかった分、明日早くから作業をしましょう。」と言っていただき、この方達は作業体験ではなく本当に人手不足に悩む農家を助けようとして来ていただいているんだと強く思いました。

また、柿の収穫時期に来ていただき、今回作業した畑がどの様に変わったかを見に来ていただけると摘蕾の大切さが分かると思います。
参加者の皆様には怪我なく無事に作業を行っていただき、本当にありがとうございました。
(紀伊半島地域協議会 野丸 綾紫さん)

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