取材記No.16
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「シークヮーサーの収穫応援((株)沖縄物産企業連合」同行記(2024.10.16)
(株)沖縄物産企業連合は、2018年に生活クラブと提携がスタートし、粗ごしシークヮーサーや国産小麦粉で作った沖縄くるま麩などを取り組んでいる生産者です。
今回、夢都里路くらぶで初めてのシークヮーサーの収穫応援企画に同行させていただきました。
シークヮーサーは沖縄の主要な作物ですが、産地では農家の高齢化が進み、なんと平均年齢が80歳と言われています。また、後継者不足の問題があり、先々に不安を抱えています。
また、シークヮーサーは斜面に生育していることが多く、剪定していない木は4~5mにも及ぶ為、収穫が大変困難になります。
放棄地にならないよう、また長く生産を続けられるよう、製造販売元である(株)沖縄アロエでは、採れた果樹の全量買い取りや、地域の子供たちと農家のマッチングで収穫を手伝ってもらったりと、様々な活動をしています。
今回受け入れしてくれた農家さんは、定年退職後にシークヮーサー農家になった方です。平地に植えられており、丁寧に剪定されている畑で、とても収穫はしやすかったです。
ただ、10月とは言え沖縄は30度を超え、セミが鳴いているほど。暑さの中で手作業での収穫は、人手が必要な作業だと痛感します。
この時期に収穫する青切りのシークヮーサーは実が緑色な為、一見するとそんなに実がついていないように思えた木でも、収穫を始めると、一歩も歩かずにカゴがいっぱいになるほどたくさん実っていました。
高いところの実は脚立に上り、下の方はしゃがんで収穫します。どちらも、木の奥の方まで実がなっている為、体を木の中に差し込んで収穫する必要があります。